
わたなべ
アーユルヴェーダの人、わたなべです。
あ〜〜〜やる気が起きないな〜〜〜
と、やるべきことほど後回しにしてしまったこと、ありませんか?
目標を決めても続かないし、やだやだ。めんどくさい。
アーユルヴェーダの知恵を生かしたセルフケア方法で、大人のイヤイヤ期からの脱却を目指しましょう!
「めんどくさい」「後回しにしちゃう」にお悩みの方に実践してほしいアーユルヴェーダのセルフケア(食事・生活の工夫など)をご紹介します。
アーユルヴェーダの観点から、重だるさを分析します

やるべきことを後回しにしたり、ぼんやりしちゃう。眠くて体もだる重い。そんな「心身の重だるさ」を感じたことはありませんか?
アーユルヴェーダでは、そのような感覚はカパタイプのエネルギーから影響を強く受けていると考えます。
ここからエネルギーというワードが登場します。
難しく考えず、五大元素(空・風・火・水・地)のイメージを思い浮かべてください。
アーユルヴェーダでは、これら五大元素の組み合わせにより、ピッタ(火&水)ヴァータ(空&風)カパ(水&地)の3種類のエネルギーがあると考えます。
多くの人がエネルギーの観点に馴染みがないでしょう。当サイトはスピリチュアルな世界に導くことが目的ではありません。アーユルヴェーダ初心者の方にも心地良いセルフケアをお届けできるよう、なるべく専門用語を避けてお伝えします。
安定を司る「カパ」のチカラ
アーユルヴェーダで使われるエネルギー分類のうちの一つ、「カパ」という要素を知りたいときは、水や大地のイメージをしてみてください。
安定した豊かな大地、見る人を癒すように、静かに流れる水。そんなイメージが湧きませんか?カパの要素を私たちの体に当てはめると、落ち着いて安定感があり、周りの人を癒すような優しさを持つ人が連想されます。
カパが体の中で増えすぎるとどうなる?

安定感を生む素晴らしいエネルギーである一方、水と土が混じり合うことで泥となるように、重く、溜め込み、停滞させやすい側面も持ちます。
- 体が重だるい、重く響くような感じ
- 眠い、寝ても寝足りない
- 面倒くさくなり、後回しにしたくなる
- 身も心も溜め込みがち
やることを後回し、先延ばしにしてしまうのもカパの影響と言えるでしょう。
春・雨の日・梅雨は要注意
カパは五大元素の「水・土」の要素であることから、冷えや湿気の影響を強く受けます。
湿度の高い日や、気温差の大きな冬から春に移る時期も注意が必要です。重だるさや支障が出るくらいの眠気に支配される前に、カパへのケアを行いましょう。
カパ支配からの脱出!お布団から出てみよう

良く働けば安定感を司るエネルギー、増えすぎると停滞させてしまうエネルギー。カパが増幅すると強い眠気が訪れて、布団から出れない、だらだらゴロゴロ過ごしてしまうこともあります。
その眠気に負けてしまうと、重だるさから抜け出せない悪循環に入ってしまうでしょう。
疲れのままに布団の中でゴロゴロしてしまいがちですが、「ひとまずお布団から出てみよう」と起き上がってみてくださいね。
重だるさがある時に、おうちでできるセルフケア5つ
重だるさ、めんどくささから抜け出せない時のセルフケア方法をご紹介します。
朝に運動する習慣をつける
はいはい、そりゃそうでしょうね。耳タコですよ。と思いました?…すみませんちょっと待って!離れないで!!!
運動が良いことなんてみんな分かってるんですよね。きっとこの記事に辿り着いている方は、めんどくさがりな自分から脱却したいとお悩みのはず。
こんな分かりきってるよってことは書くか迷ったのですが、やはり大事なので書かせてください。
心身で感じる重さから脱却するためには、適度に刺激を与えることが必要です。「やる前は嫌だったけど、やり始めたらなんてことなかったわ〜」って経験ありませんか?最初のきっかけさえあれば、意外とあっさり動き出せちゃったりするんですよね。
人生を1日ごとに見た時、多くの人にとって朝はスタートです。
朝のうちに、ストレッチなど体に負担のない程度に体を動かすだけでいい、郵便受けまで新聞を取りに行くだけでもいい、なんなら気持ちよく伸びをするだけでもいい。ほんの少しでいいから体を動かすという「あなただけの切り替えスイッチ」を取り入れましょう。
鼻うがい
痛そうなイメージをお持ちかもしれませんね。
体の個性があるため完全に防ぐことは難しいですが、なるべく痛くないようにするためには「温水で行う(40度くらい)」「塩を加える(水250mlに小さじ1/4)」「あーと声を出して口に入ることを防ぐ」が重要です。
耳への圧がかかってしまうので、鼻うがいの後に強く鼻をかまないでください。
鼻に温水を注ぎやすいネイティポットという専用の道具を使うことをおすすめします。最近ではドラックストアで鼻うがい製品も出ていますね。まずは市販品で試しても良いと思います^^
筆者が扱っているのはこちら↓
生姜を使ってみる
アーユルヴェーダにおいて重だるさから脱却するための食事は、「温める」「食感がある」がキーワードです。
アーユルヴェーダ定番の刺激を与えてくれる食材といえば、生姜。白湯やお茶に入れて、食事にプラスして、日常的に生姜を摂るようにしてください。
生・乾燥・パウダー何でもOK。生活に取り入れやすい方法で、できる範囲で取り入れてください。
食感と辛味をプラス
重だるさから抜け出せないとき、甘いものや脂っこいもの、重さのあるものが食べたくなりませんか?そういった食べ物はぼーっと食事してしまいやすく、噛まずに食べたり、食べすぎてしまう可能性があります。
それを防止するには「カリカリ」「ザクザク」などの歯応えがある食感を取り入れるように意識しましょう。
また、辛味もアーユルヴェーダにおいて刺激を与えてくれる要素です。舌が痛いような激辛はNG。一味唐辛子をひと振りかける、生姜が入った飲み物をを1日1杯飲む、玉ねぎ1/2個を料理に使う、くらいの辛味で十分です。
シルクの手袋で肌を撫でて
アーユルヴェーダでは重だるい時のケア方法として乾布摩擦(ガルシャナ)があります。
とはいえ、肌を傷つけないこともとっても大切。乾布摩擦をするのならシルクの布や手袋を使用しましょう。肌の水分を払うイメージで、優しく全身の肌を撫でてください。
まとめ:面倒くさい、だるい、解決のカギは「ちょっとした刺激」

だるいなーとお悩みの時は、説教くさいことを言われると嫌かもしれませんね。分かってるけどできないよってムカムカすることがあるかもしれません。
そんな自分を責めず、増幅してしまったカパからの影響に対応しようと気持ちを切り替えてみてください。
小さなことを楽しむ、面白がる気持ち、人と話したり、新しい刺激を求めることがカパからの脱却へと導きます。
こちらの記事でご紹介したセルフケアに加え、ご自身の冒険心に従ってみることも大事にしてくださいね。
ご相談があればお問い合わせよりご連絡ください。アーユルヴェーダの視点から、私にできる範囲でご対応させていただきます。
それでは、今日も楽しい1日をお過ごしくださいね。
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