主食にしてみて!筆者が本気でおすすめしたい食材「バスマティライス」。
日本のお米よりもパッとすぐに炊けて、食べ終わった後も軽やかな感じ。こちらの記事では、バスマティライスの魅力と日本米との違い、基本の炊き方をご紹介します。
バスマティライスとは?
細長くてパラパラしたお米
バスマティライスとは、インディカ米の一種でインドやパキスタンで生産されるお米のことです。
タイで生産されるジャスミンライスと混同しがちですが、ジャスミンライスの方が日本米に近く粘りもややあります。バスマティライスはさらに細長く、粘りけがほぼないお米。
高級品とされる理由!食欲をそそる香りがする
香り米(=香りのあるお米)の中でも「高級米」と言われるバスマティライス。理由はその芳醇な香りにあります。
「ナッツのような香り」と言われることが多いですが、個人的にはカモミールにも似ている気がします。炊いた直後は香りが強く、ほんのりふわっと、甘さを含んだ香りがしますよ。
古米のため、精米日から時間が経っていることもある
バスマティライスは古米。インドでは、精米されてから時間が経っているものの方が良いんだとか。その理由は、時間が経つほど香りが強くなり、水分が抜けてパラパラと調理しやすい米になるからだとされています。
!注意!
古米といっても、日本での保存状況を考慮しましょう。実際に筆者は精米日が2年前のバスマティライスを購入後、自宅で1週間ほど常温保存してから開けると、明らかに色が茶色くなり、不快な匂いが発生していたことがあります。
どの時点で変化したかは不明ですが、それからは同じお店での購入は避け、自己責任のもと購入するようにしています。状態が悪かったのはその1回限りです。
バスマティライスを買える場所
輸入食材のお店がおすすめ
筆者の体感では、バスマティライスを売っているお店はあまり多くありません。必ずではありませんが、世界からの輸入食品を売っているお店で販売されていることが多いので探してみてください。
また、通販で購入する場合はよく口コミを調べましょう。精米日から時間が経っていることは問題ありませんが、実際に届いた商品状態の良し悪しに関する口コミを見て納得できる販売先から購入することをおすすめします。
※追記 お米屋さんにもありました!
輸入食品のお店か通販で購入していましたが、近所のお米屋さんでバスマティライスが売られているのを発見しました!
5kgの大きな袋で売ってくれているのは珍しく、状態もとても良かったので、続けて買うお店が決まって安心です♪ぜひお米屋さんを訪れてみてくださいね。
日本米と何が違う?主食をバスマティライスにするメリットとは
メリット①GI値が低い
メモ:GI値とは?
GI値とは、その食品を食べた後どのくらい血糖値が上がるのかを数値化したもの。糖の吸収が穏やかな低GI食品が人気を集めています。
バスマティライスは低GI食品
バスマティライスのGI値は、50ほどの、低GI値食品です。 一方、日本のお米のGI値は84。
基準として、55以下が低GI、70以上が高GI。数字が小さいほど糖がゆっくり吸収されます。
低GI食品は、食後に眠くなりにくいのも嬉しいポイント。
メリット②お腹の膨張感が起こりにくい
バスマティライスは水分量が少なくパラパラしていて、粒同士がくっつくこともありません。食べ終わった後の胃が重い感じや膨張が起こりにくいですよ。
個人的には、お腹いっぱい満たされるのに、体の重だるさが少ない点にとても魅力を感じています。朝ごはんの重さが苦手な方や食欲が落ちている夏などに、おすすめしたい食材です。
バスマティライス 基本の炊き方
①バスマティライスを洗う
傷つけないように軽く、さっと洗う。
②水につける
15〜30分ほど水につけておく。個人的な体感としては、あまり浸水させずに調理しても十分に加熱され、むしろ香りが強く残る気がしています。浸水させないときは以下の目安よりも多めの水を使用し、長めに煮てください。
③たっぷりの水で茹でる
水の量はおおざっぱでOK。目安はバスマティライス1カップに対して水が600〜800mlほど。バスマティライスと水を鍋に入れたら火にかけ、蓋をせずに沸騰させます。
④沸騰してから5分
鍋底に張り付くことがあるので、やさしくかき混ぜながら茹でましょう。沸騰してから5分ほどで十分です。ターメリックや塩などスパイスを入れるのもいいですよ。
⑤お湯を捨て、鍋にもどして蒸らす
5分ほど茹でたら、ザルにあげながらお湯を捨てましょう。バスマティライスは鍋に戻し、蓋をしてそのまま5分ほど蒸らしてください。
味付けしないと食べられない?
バスマティライスに何の味付けもせずに炊くと、パラパラした食感とほのかな香りはあるものの、あまり味はありません。日本米の置き換えとして日本の家庭料理を合わせるには味気なく感じるかもしれません。
カレーなどの味が濃くて水分を含むものと一緒に食べるならそのままでも良いですが、基本的には塩少々、さらにターメリックや生姜などのスパイスを茹でる段階で入れると美味しくいただけます。
《おすすめの食べ方》
- 茹でる段階で塩やスパイスを入れて炊く、日本米と同様に主食として食べる
- 茹でるときに塩やスパイスを入れ、柔らかくなるまで煮続けておかゆにする
- 炊いたバスマティライスと具材を一緒に炒め、チャーハンやビリヤニのようにする
- カレーなど水分を含む料理と合わせる
まとめ
アーユルヴェーダの世界で、バスマティライスは軽やかな主食として重宝されています。
バスマティライスを使ったおかゆのレシピも多く、日常生活だけでなく、朝など食欲が落ちている時の食材としても選ばれます。
慣れてしまえば簡単にパパっと調理できる主食。
食べ終わった後のお腹の軽さに驚くはず!ぜひ試してみてくださいね。
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