
わたなべ
ヨガのお助けアイテム「ボルスター」を知っていますか?ヨガをやっている人でも意外と知らないこのアイテムは、腰痛持ちだけでなく、産前産後やヨガ初心者にもおすすめです。
ボルスターとは?

ボルスターというのは、ヨガで使われる細長い補助枕のこと。とくにリラックス系のヨガで使われることが多いアイテムです。
あぐらになる時、ボルスターの上に座るようにしてお尻の下に敷きます。お尻の位置が高くなるので、股関節にかかる負荷が軽くなりますよ。
とくに瞑想はボルスターに座って行えば途中でお尻が痛くなりにくく、長く続くでしょう。
筆者おすすめの使い方

ヨガセラピストである筆者の大好きな使い方をお教えしましょう。それは、↑の画像のように、ボルスターとヨガブロックを使って角度をつけて、シャバーサナ(おやすみのポーズ)をすること。
ボルスターにお尻をつけたまま、寄りかかるように仰向けで寝ます。
背中はボルスターに寄りかかり、腕はだらんとサイドから垂らすと、胸が開いてとっても気持ちいい!
妊娠中に腰が反って仰向けが出来なかったときは、この方法で休むことが1番のリラックス時間でした。
枕やクッションで代用していい?
メーカーによって差はありますが、ボルスターは分厚く弾力があり、ヨガするのに適した安定性の高いものです。
寝具としての枕やインテリア用クッションでは柔らかさが十分でなかったり、バランスを崩して危険な場合があります。お尻の下に敷くものとして代用することもできますが、安全性を踏まえると、ヨガ用に作られた製品を使用する方がいいでしょう。
筆者が自分用、お客様用に使っているボルスターはこちら↓
しっかり中身が詰まっていて安定感があり、カバーをはずして洗えます。
どんな人におすすめ?

あぐらが苦手な人
股関節の可動域には個人差があります。ヨガが好きでも股関節が動きにくくあぐらが苦手な方はいらっしゃいます。とくに、あぐらが苦手な男性は少なくありません。
瞑想にしろ、座ったままヨガのポーズをとるにしろ、腰が丸まったままキープするのは危険です。腰が丸まるほど座位が苦手なのであれば、ボルスターの上に座ってお尻を高くしましょう。
股関節や腰の負担が少なくなってラクになるはず。
妊婦さん、お尻に痛みが出やすい人
お腹が大きくなった妊婦さんや、坐骨神経痛がある方、ヨガマットに座っていると硬さを感じる方にもボルスターを使ってほしいです。
クッション性の高いボルスターがお尻をサポートしてくれますよ。ふっくらしたボルスターでお尻を安定させ、腰への負担が少ない状態で背筋を伸ばすことに慣れていきましょう。
まとめ:ヨガ初心者にこそ知ってほしい「ボルスター」

ヨガインストラクターをしていた頃、股関節が硬い人には、ボルスターの使用をおすすめしました。
また、日常生活で悩みがあったり気持ちが落ち込んでいる人には、ボルスターとヨガブロックを使った寄りかかるシャバーサナが効果的。
分厚いボルスターに寄りかかる安心感と胸が開いてすっきりする感覚が、前向きな気持ちに導いてくれるからです。筆者は今でも、疲れたとき家で実践しています^^
ヨガをやっている人でも意外と知らない優秀なアイテム「ボルスター」。毎日の瞑想に、ご活用ください。
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